【DIY】ヤフオクで1円で買った古いウッドボンゴのリペアをする【修理】

2022年1月24日月曜日

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今日のヤフオク大喜利。

「ヤフオクで買ったボンゴのチューニング穴にビー玉が詰まっていました。どうやって取ったらいいでしょうか。はい、楽太郎さんが早い」 

むしろ物理大喜利か。

ヤフオクで1円で買った古いウッドボンゴ。リペアをする。タグの取れたパールのような気もするけど、MuramatuとかJaguarのような気もする。パールはかなり良い木材を使ってる。他のメーカーはもう少し質が落ちる傾向があるように思える。

勉強を兼ねて安っぽく(ビンテージ風味を考慮しないで)新品同様の見た目にしようと思う。


太鼓の皮を破れば、反対側から押して出せるのだが……。こういう時に限ってどこも破れていない皮が張ってある。とりあえず風呂に入れてみた。洗剤でぬるりと取れるかと思ったが無理である。




ええい!トンカチでビー玉をがんがん叩き割った。ワイルドだな。無事に取れました。 「トネリコの幹に突き刺さった剣を引き抜いた者は勇者である」と言われて剣をへし折って解決したという北欧伝説を彷彿させる俺。ガラスを割るのは怖いな。




ビー玉が取れたので分解して掃除する。 このタイプのヘッドの皮の取り付け方は長年の疑問だったんだけどこうなってるのか。裏側で曲げて縫い付けている。

てっきり、イギリスの古い太鼓のようにリムに皮を巻き込んでいると思っていた。 機械でできるような工程に見えないが、全部手作業で縫っていたんだろうか。かなり大変そう。


あまり見ないボンゴ洗いの光景。 汚いのでじゃぼじゃぼ洗った。木製なので非常に良くないと思うが汚いから仕方ない。あまり水を吸うと割れる可能性がある。


続いて金具の錆を落とせるだけ落とす。大部分は見えない部分だけど誠実な性格なのだな。きりがないのでできる範囲で。油を塗っておく。



「台所にボンゴ」という見慣れない光景だが、ウォータープルーフの紙やすりで古いボンゴの表面を水研ぎしているところ。

たぶんステインで染色しているのであまり擦ると地が出るので、軽く表面だけ。

乾かしたらウレタンニスを塗る。


水性ウレタンニスを塗る。1回目。



1時間して乾かしてから2回目。




3回目のニス塗り。今回は「ツヤなしニス」を使ったので効果が地味だな。ヤフオクで売るなら、もっとツヤツヤにして下品にした方がいいかもしれない。「ツヤありニス」を買ってこよう。

久しぶりにニス塗りをやったらけっこう失敗した。ダマになったりハケの毛が封じ込められたり。ヤスリや紙やすりで削って塗り直すとけっこう誤魔化せた。


ここから禁じ手。古い皮をキッチンハイターで脱色してみた。たぶん音色的には良くないと思う。ジャンクなので見た目を重視して実験してみた。やりすぎないくらいでやめる。




組み立て完成。半端に白いが乾いたら変わると思う。今の感じではそんなに音色はハイターしても損なわれていない。1円だからいろいろ試してみた。

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Tokyo, Japan
漫画家、自宅録音家。 代表作「怪奇カエル姫」「37564学園」。 2001年、いぬん堂からCD「アントニオ青年のエイリアンセックス体験」発売。 2013年、アメリカのMonofonus Pressからカセットテープ「Attack of the Killer Hamster」発売。

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