今日のヤフオク大喜利。
「ヤフオクで買ったボンゴのチューニング穴にビー玉が詰まっていました。どうやって取ったらいいでしょうか。はい、楽太郎さんが早い」
むしろ物理大喜利か。
ヤフオクで1円で買った古いウッドボンゴ。リペアをする。タグの取れたパールのような気もするけど、MuramatuとかJaguarのような気もする。パールはかなり良い木材を使ってる。他のメーカーはもう少し質が落ちる傾向があるように思える。
勉強を兼ねて安っぽく(ビンテージ風味を考慮しないで)新品同様の見た目にしようと思う。
太鼓の皮を破れば、反対側から押して出せるのだが……。こういう時に限ってどこも破れていない皮が張ってある。とりあえず風呂に入れてみた。洗剤でぬるりと取れるかと思ったが無理である。
ええい!トンカチでビー玉をがんがん叩き割った。ワイルドだな。無事に取れました。 「トネリコの幹に突き刺さった剣を引き抜いた者は勇者である」と言われて剣をへし折って解決したという北欧伝説を彷彿させる俺。ガラスを割るのは怖いな。
ビー玉が取れたので分解して掃除する。 このタイプのヘッドの皮の取り付け方は長年の疑問だったんだけどこうなってるのか。裏側で曲げて縫い付けている。
てっきり、イギリスの古い太鼓のようにリムに皮を巻き込んでいると思っていた。 機械でできるような工程に見えないが、全部手作業で縫っていたんだろうか。かなり大変そう。
続いて金具の錆を落とせるだけ落とす。大部分は見えない部分だけど誠実な性格なのだな。きりがないのでできる範囲で。油を塗っておく。
「台所にボンゴ」という見慣れない光景だが、ウォータープルーフの紙やすりで古いボンゴの表面を水研ぎしているところ。
たぶんステインで染色しているのであまり擦ると地が出るので、軽く表面だけ。
乾かしたらウレタンニスを塗る。