シタールのフレットの縛り方など:ミニシタール|メンテナンス

2016年3月7日月曜日

ギター 修理

t f B! P L

ミニシタールのメンテナンス。
Junk Mini Sitar.

おみやげ品レベルの使い物にならないミニシタールである。こういう楽器ばかりあるな。ひさしぶりにフレットをつけてみた。今回はそれにともなってフレットの調整とブリッジの調整、作り直しをする。


フレットである。ニコイチってやつで、まずはフレットのないジャンクミニシタールを入手していた。一年後くらいにフレットのついたネックだけの折れたシタールを見つけたのでそれを買って外したのがこれである。

なにも考えず外したのだが、シタールのフレットは順番があるようだ。右が高め。左が低めである。もう正確な順はわからない。

前回つけたときは、この順番がぐちゃぐちゃになったのと、オクターブの調整ができていなかったので、フレット音痴になってしまった。これでは使い物にならないので、またフレットレスに戻していた。久しぶりに再挑戦である。ちゃんと楽器のレベルまで持っていけるか。


フレットをしばるのに使ったのが、たまたま持ってた釣り用のフロロカーボン0.435mm。まあなんでもいいと思う。


縛り方だが、正式な縛り方はネットで調べると出てくると思うが、かなりめんどくさいので簡易に一回フレットの片側とラインを縛ってしまい、それからシタールにつけて、ぐるぐる回して、もう一回しばるという方式にした。

言葉で説明してもよくわからないとは思うが、適当でも案外どうにかなる。

あと、フレットの高さがいろいろあるので、縛ってうまくいかなかったら、別なフレットと交換して縛りなおすという作業の繰り返し。けっこうな手間だった。


裏。

フレットはぜんぶつけるとたいへんなので、一個おきでつけた。

フレットをつけたらブリッジの高さが合わなくなったのでブリッジも作り直すことにした。フレットのチューニングだが、今回はちゃんと合った。コツがわかった。

オクターブの位置のフレット、ギターでいうと12フレット目だが、そのハーモニックスと実音を合うように、フレットかブリッジを合わせて前後に動かす。シタールなのでどっちも動かせるのだな。

ここを決めて他を合わせていくと、お土産物レベルのシタールがちゃんとした楽器になった。弾いてみるとこれは楽しいな。フレット音痴の修正にはオクターブ調整が重要だとわかった。

それとフレットがチョーキングのときにぎしぎし言うので、金管楽器用のスライドクリスを塗ってみた。これもうまくいってまあまあなめらかにチョーキングできるようになった。

シタールはやたらとチョーキングするので、やる気があったら、古いフレットは、ホームセンターでサビ落としを買ってきてぴかぴかにしたほうがいいかもしれない。

次はブリッジの作り直し。

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