Sony Sound on Sound EchoAdaptor SB-200の修理。
3ヘッドのテープレコーダーをテープエコーにしてしまうという魔法のようなアダプターである。パッシブな回路である。オープンリール用だが、理論上は3ヘッドならカセットテープでもいけるはず。ということは、カセットマルチレコーダーでも、テープエコーにできるはず。新しい使い方だな。
それでこのボリュームがどうも生きていない気がする。配線が複雑なので、こういうものか、とも思っていたのだが、それにしては変だ。開けてみたら、みごとに断線していた。まずはそれをハンダでつける。
成功、と思ったが左右の音量が違っていてがっかりな結果に。さらによく見ていたら、もう一箇所、配線が切れている。それをハンダ付けしたら、めずらしく成功してバランスが回復。
外見は美品なんだけど、けっこう切れていたりするんだな。2つめの配線切れの方は、いじっていて知らない間に切った疑いが高い。単純な回路なんだが、けっこうぎゅうぎゅうに詰まっていて、取り出したり戻したりするのがたいへんだったので、そのときに変な力がかかって切れたのだと思う。
それでこれを引っ張り出してきた理由は、エルクのPAアンプを改造したパワーアンプの外部ボリュームに使えないか、である。繋げてみた。ちゃんとボリュームがきいた! しかも、パッシブだから余計な回路を通らないのでノイズがない。
しかし、音量が半分くらいになってしまう。これはSony Sound on Sound EchoAdaptor SB-200のボリュームはテープレコーダーのマイクインにつなげるものなので、抵抗で音量を下げているのだと思う。
でも、ノイズなどぜんぜんないので、とりあえずしばらくミキサーの音量を上げて使うことにした。そもそもミキサー(Mackie 1402-VLZ)のモニターアウトが使えると問題ないのだが、古いせいでノイズが乗って使えないのだな。ジャンクなものの使える部分をつないで使うという生活スタイルである。
あと、Sony Sound on Sound EchoAdaptor SB-200のケースがへし折れた。アルミに切れ目を入れて曲げているだけなので、なんどか曲げたらぽきっと二つに分かれた。これは、分解できるものなのか、と思ったが、そんなことはなくて、壊れたのである。意外とちゃちだな。仕方ないのでテープで止める。かっこは良かったのにいきなりジャンクになった。アルミの半田付けは、なんか特殊なハンダがいるのだったかな。
台所のカウンターで作業をした。床でやるより、腰が痛くならなくて良い。
見た目はかっこいいのだが。
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