卵の白身で撥皮(ばちかわ)というものを貼る|三味線

2016年2月14日日曜日

修理

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撥皮(ばちかわ)というものを貼る。

餃子の皮と卵に見えるが、ピックガードである。これがどういうわけか、卵の白身でつけろ、と書いてあった。もち米の糊やら卵の白身やら、ローカルなものばかり使う楽器だな。

俺なら音質は度外視して、もっと頑丈なプラステック板をばんと貼り付けるところだが、手元に撥皮があるので貼ってみる。

卵をどんどん食ってしまい最後の一個になったので、食事の途中に貼る、というせわしない事態になってしまった。やり方は悩んだが、キッチンタオルに白身をつけて撥皮に塗って貼った。

白身は水っぽいところと硬めのところがあるが、水っぽいところを塗ったがなにもくっつかない。濃い部分を多めにつけたら貼りついた。これでいいのだろうか。三味線の本(NHKテキスト 三味線のおけいこ 昭和55年)によると、はみ出した部分はつばをつけてふけ、と書いてある。これも水ではだめでつばに限るそうだ。

とてつもないローカルさと伝統を感じておもしろい。さいわい、はみ出さなかった。今、一晩経ったところだが、ちゃんとくっついた。白身は糊として使えるのか。江戸時代の生活の名残がうかがえて、ひじょうにおもしろいものだ。


貼った。


なかなか不条理な情景。しつこいが胴当てはほんらい片側だけだ。でも両側の方が綺麗だよな。

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