トラブルメイカー、DBXのパッチベイPB48 |我が家の楽器

2015年6月22日月曜日

我が家の楽器

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DBXのパッチベイPB48 |我が家の楽器

しぶい。パッチベイである。DBXはスタジオ用機材の一流のメーカーでどれもじょうぶで性能がいい。それなのに、パッチベイだけだめなんだな。なぜだろうか。ふつうに断線が多い。

一台1万円もするのだが2つも持っている。音が出ないとなるとだいたいこのパッチベイが断線していることが多かった。それに閉口して、もっと安いがパッチベイでは定番のTASCAM/タスカム パッチベイ PB-32Pに変えた。

TASCAMに変えたら一度もこういうトラブルはなくなった。そのへんが定番で使われるゆえんなのだろう。DBXのパッチベイは、このロット番号のやつがたまたま作りが悪かったのか、または、なにか根本的な問題があるのだろう。

ところでこのDBXのPB48だが、『ハーフ・ノーマル、ストレート変更可』というのが売りで、今回、機材を接続するのには都合が良かったで、トラブルは多いがまた活用することにした。

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こういう機材。各チャンネルのモジュールごとに簡単に基盤がとりはずせて、ひっくり返して使えるのである。そういう点は非常に良い。これで断線がなければ。

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モジュール。こっち向きにつなげるとストレート接続。普通はこれで使う。最初はこの状態で売っている。

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ひっくり返すとハーフ・ノーマルという接続になる。これはどう使うかというと、たとえば裏側の穴の下列にMTRのパラアウトを繋ぎ、上列にミキサーの各チャンネルの入力をつなぐ。すると表になにも刺さなくても、下から上に信号が流れて行くのである。

それでエフェクターをかませたくなったら、表の下列の穴にシールドを差す。裏の信号の流れが切れてこっちに流れるのでエフェクターに入力して戻りを上の穴に差す。こういう便利な仕組みである。トラブルが多いんだけど。

写真のモジュールの上下の向きがわからなくなったので逆かもしれない。ようするにひっくり返せると言うことだ。

20年前に買ったものなのでマニュアルが出て来なかった。それで今回、トライアンドエラーで信号の流れをあきらかにした。意外と複雑でたいへんだった。

それではMTRとミキサーをつなげるために作業を開始。

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ねじがなくならないように小皿に入れる。いつもの習慣。

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モジュールをばらしたところ。方向がわからなくならないように一個だけ外さないでおいた。

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モジュールの向きを変えて組み立てなおして配線を開始。ありがちだが、たちまちこのようなシールド地獄になる。『スパゲティ』と海外ではこの状態を言うらしい。

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つないで電源をいれてチェック! 1つのチャンネルの音が出ない。だいたいこういう時はシールドが断線してることが多いのだが、調べたらDBXのモジュールが一個断線していた。さすがだ、DBX! 期待を外さない。どうしてこんなにトラブルが多いのか。

モジュールをぱかっと外して正常な奴と交換。ぶじに全快した。簡単に交換できると言う作りは良いのだが。あと、パッチベイは作りが簡単なので断線は半田ごてですぐ直せるとは思う。使わないチャンネルがたくさんあるので、交換だけですませたが。

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完成。

dbx Pb-48
DBX ( ディービーエックス ) / PB48
スタジオ仕様の定番48ポイント・パッチベイ。その造りとルックスは正にプロ好み。
■パッチベイ、48ポイント
フォンS-フォンS、ハーフ・ノーマル仕様
ハーフ・ノーマル、ストレート変更可

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