横笛のリペアをする。
見ての通り東南アジア製のアジアン雑貨屋で売ってるような作りの悪い笛で、銀紙を巻いてるがこの銀紙の長さが足りなくなったのか一周ぜんぶは巻かれていなかったりする。やはり銀紙は安っぽい。
銀紙と値札を剥がしてニスを塗ったり、ロウビキ糸を巻いたりして見栄えを良くしようと思う。さっそくロウビキ糸を注文した。それと歌口を削って音を出やすくする。
やったことがない楽器なので、これはなかなか面白い。調べてみると横笛を作るのが趣味という人がけっこういる。できたものをヤフオクで売っていたりして、売れているかというとぜんぜん売れていないのだが、それはともかく横笛作りは確かにやってみると面白いものだ。
笛の修理というと尺八のガチな修理をする仕事というのがこの世にはあるようだ。単価が高いので成り立っているのだろう。ネットで紹介を見てるとかなり難しそうだったが、こういう技術を身につけると今後良いのではないか。
これは東南アジア製のバンスリあたりのつもりで作ってる笛だと思うが、篠笛や竜笛のような感じにして仕上げていこうと思う。
続いて片方の穴を丸く削った木で塞ぐ。綺麗に円形にはできないので隙間を木の粉とタイトボンドをまぜたパテで埋める。乾燥を待つ。