ギターアンプのノイズ対策、コンデンサーの交換2:BOSS MG-10 Guitar Ampの修理|メンテナンス

2017年1月22日日曜日

ギター 修理

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BOSS MG-10 Guitar Ampのコンデンサーの交換の続き。

前回。
コンデンサーの交換:BOSS MG-10 Guitar Ampの修理|メンテナンス
http://www.kandamori.net/2017/01/blog-post_22.html 

ヤフオクで業者に注文したコンデンサーが届いたので交換をする。ふたたびアンプを分解して基板を外す。

前回、取っ手が取れないと書いたが、革に食い込んでいるだけのようだった。安心して持ち上げたら下に落ちた。やばい。10cmほど落ちただけだったが。見た目は問題はなさそうだったが、あとで電源の線が一本ちぎれていたのを発見して半田付けをしなおした。

基板をよく見ていたらもう一個コンデンサーを発見。注文を追加かと思ったが、手持ちのやつが一個あった。耐える電圧が何十倍ものオーバースペックだったが、まあいいだろう。

画像は取り外したコンデンサーとコンデンサーを交換した基板。

それでコンデンサー交換の結果だが、マスターボリュームを目いっぱいあげても、ほとんどノイズがないという状況を期待したのだが、そうはならない。ノイズが20%くらい減ったというところか。昔のアンプはそもそもノイズが多いので、激減はしないのかも知れない。でも、買った時はもっとノイズがなかったような気はする。

あとはなにができるのか。よく見るとフィルムコンデンサーも乗ってるので、こっちも交換すべきか。あとはトランジスターも交換した方が良いのか。

1段目のボリュームをあげるとジジーというノイズが乗る。こっちはよく確かめるとギターから来るやつだった。シールドを交換すると、このノイズは消えた。基本すぎてやっていなかった対策だ。やたらと高いシールドだったのに。取り回しが良い細いシールドなので、音質は後回しというものだったのだろう。

こっちのノイズ減少が20%というところで、両方合わせて40%の減少で、とりあえずはけっこう良くなった。

ついでに音質まで良くなった。ノイズが減ればいいので音質の変化は期待していなかったのだが、くっきりと明晰な感じになった。

このアンプはクリーンモードがないので、クリーンで出すには最初のボリュームをなるべく下げて、そのぶんマスターボリュームを上げないとならない。なので、マスターボリュームをあげると、ノイズだらけになっていくので、ノイズ対策をしたのだ。

それでこの際、歪みは使わないので、一番目のボリュームをバイパスして、マスターボリュームだけに改造すればいいのではないか、と考えた。昔のアンプみたいに。ためしに、マスターボリュームに直接、入力してみた。残念ながらすごく小さな音でしかならない。考えが甘かったようだ。

むしろ、マスターボリュームを外した方がいいかもしれない。たぶん1段目の方が増幅している。二段目は歪ませるためのおまけのようなものなのだろう。試すにはポットを外さないとならないので、とりあえず、だいぶ改善はしたので改造は保留しておく。


届いた電解コンデンサー。オーディオ用というやつ。ちょっと高いがすごく高いわけではない。


これは何をしてるかというと、新しいコンデンサーを刺して、取れないように紙テープで止めて、足を切ったところ。これからいっきに半田付けしていく。


交換された、


あと、ギターのピックアップの高さも調整。これらの対策のトータルで音はずいぶんと良くなった。

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