これまた壊れていた:Fostex DMT8-VL|我が家の楽器
機材のチェックを兼ねて久しぶりの録音。 今回のセッティングはFostex DMT8-VLのミキサーを使わないで全チャンネルデジミキに立ち上げてやった。これがやってみると案外楽で非常に良かった。
このFostex DMT8-VLは黎明期のハードディスクレコーダーで音質が非常に良いのだが、残念ながら操作法がかなり複雑だ。今回もテンポの変え方がわからなくなってマニュアルを出して調べた。もう10年以上使ってるのだが。
ただ初期のハイエンド用の機種なので良い点があって、長く使えるようにいろいろな工夫がある。どういうことかというと
(1)ハードディスクレコーダーは本体よりハードディスクが壊れるものだが、自分で交換できる。さらに市販のふつうのハードディスクが使えるのが強みだ。当時のハードディスクを中古で探すことになるが、もちろん激安になっていて700円とかで入手できる。うちは確か2回交換している。
(2)内蔵ハードディスクが使えなくなってもSCSI接続で外部ハードディスクを使える。SCSI接続っていつの時代の話だ。
(3) ミキサー部分が壊れても外部ミキサーにパラで立ち上げてハードディスクレコーダー部分だけを使うことができる
などである。ところで録音したものを聞いていたらさっそく故障を発見。頭の音がいくつか飛んでいる。たぶん、ハードディスクの故障だ。さっそく(1)の利点を駆使することになるのか。いきなりめんどくさいな。まずはハードディスクをフォーマットして様子を見る。これで直るような気もするのだが。
一年ぶりに動かしたので調子があがるのに時間がかかるのではないか。あと、ぜんぶPC録音にするという選択肢もあるので気は楽だ。
この『TEMPO』を点滅させるのに30分。
10年以上使ってるのにマニュアルを見ないとわからない構造。
評判が良いアナログミキサー部分。デザインも美しい。
ふくざつきわまりない操作部分。
後ろ。このパラ出力があるとないとではまったく違って来る。